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コバの修繕

tatebayashi13.

~コバの修繕~

前の記事では、革部分のリカラーについてでしたが、ここではコバについて説明していきます。

ますコバとは、

この部分を言います。

擦れたり剥がれたりしていることが多いため、修繕することも多くなると思います。

作業の手順としては、

①削り

②膜張り

③カラーリング

④削り

⑤保護

となります。

①削り

まずは、古いコバ部分を平に削り、表面を整え下地作りをしていきます

コバ部分に水を少しつけ、♯1000の紙やすりで削っていきます。

修繕箇所が広い場合は、紙やすりだと効率が悪いため、電動ミニルーターで削ることをお勧めします↓

綺麗に整ったら次の工程へと進みます。

②膜張り

平に整えたコバ部分に、エッジカバーシーラーという液体を塗っていきます。↓

エッジカバーシーラーとは、カラー剤との密着度を高め、塗料の浸透を防ぐ役割があります。

綿棒で修繕箇所に塗っていきます

③カラーリング

膜を張り終えたら、いよいよリカラーです。

低粘度エッジカバーというカラー剤を使ってリカラーしていきます。↓

商品のもとのコバ色と同じ色を作り出す作業は、革のリカラーと同じく地道ではあります。

同色になるまで根気強く行ってください。

調合できたら、綿棒で薄く均一に塗っていきドライヤーで乾かしてください。

④削り

ドライヤーで乾かしたら、♯1000の紙やすりで優しく削り、コバの表面を整えます

そして再度カラー剤を塗り、乾かし、削りという作業を数回繰り返します。

理想のコバになったら、次の工程です。

⑤保護

コバ面が整ったら、革のリカラーでも出てきた、IPAを指につけ、コバ表面を軽くなぞります。

こうすることで仕上がりが綺麗なります。

ドライヤーで乾かしたら、最後はトップコートで保護していきます。

トップコートは3回ほど吹きつけては乾かすを繰り返し、修繕完了となります。

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